韓国の小説家たちが選んだ「今年の小説」に作家のクォン・ヨソンの『それぞれの季節』が選ばれました。
韓国の大型本屋・キョボ文庫は、小説家50人に昨年11月から今年10月までに出版された小説の中で、作品性が最も優れていると考える小説を5冊まで推薦してもらった結果をもとに「今年の小説」を選定しました。
『それぞれの季節』は、2021年に発表された金有鉦文学賞受賞作『記憶のワルツ』など、7編の短編をまとめた小説集です。記憶とその関係性、それにからむ感情を探求しながら、ある時期と人物たちを丹念に覗き見れる作品で構成されています。
また韓国の大手書店であるアラジンが選定した「読者が選んだ2023年の本」には、日本の小説家・村上春樹の小説『都市とその不確かな壁』が選ばれました。
読者が選んだ2023年の本は、過去1年間に出版された本を対象し、今年の11月7日から12月8日まで1か月間行われ、約45万人が参加しました。
その他にも日本の漫画ブームをリードした『スラムダンクリソース』、赤ちゃんパンダの日常を扱った写真集『プーバオ、毎日幸せ』、英国アムネスティ・インターナショナルが認めたジャーナリストであり、ニューヨーク・タイムズのベストセラー作家ヨハン・ハリが著した『盗まれた集中力』が良い評価をもらいました。
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