インチョン国際空港に重い荷物を運んだり、飲食物を作ったりするロボットが投入されます。
ドゥサンロボティックスは29日、インチョン国際空港公社とインチョン国際空港のデジタル大転換を推進するための協力体制を構築する業務協定を締結したと発表しました。
この協定により両社は、インチョン空港のロボット分野のデジタル新技術の発掘と共同研究 、デジタル新技術のテストのための協力体制の構築 、インチョン国際空港のロボット分野のデジタル転換のための共同事業の発掘などに協力することになりました。
両社は、6月からインチョン国際空港第1旅客ターミナルの免税エリアの大型手荷物手動処理エリアで荷物を運ぶロボットの試験運用を開始する予定です。
このロボットは重い手荷物を持ち上げてコンベヤベルトに安全に移動する役割を果たしま
す。
ドゥサンロボティックスは、1.7mのアーム長と最大20kgを持ち上げることができる自社のロボット「Hシリーズ」に、デンマーク企業「コボットリフト」(Cobot Lift)の真空吸引管技術を適用し、最大70kgの手荷物を運ぶことができるようにすると発表しました。
また、ドゥサンロボティックスと公社はロボットが飲食物を作って旅行者や空港の常駐職員に提供する「ロボットフードゾーン」をインチョン空港に設置し、7月から運用を開始します。空港利用者の飲食物の注文後の待ち時間を短縮し、新しい見どころを提供するという趣旨です。
ドゥサンロボティックスの関係者は、「我が国の代表的な窓口であるインチョン国際空港が協働ロボットを活用したデジタル転換を通じてさらに高いレベルのサービスを提供できるように支援します」と述べ、「空港運営の効率性と安全性を高め、顧客に新しい体験を提供することで、空港のデジタル転換のロールモデルになるように積極的に協力していきます」と話しました。
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