尹錫悦（ユン・ソクニョル）大統領は、「私は今、一時的に立ち止まるが、これまでの2年半、国民と共に歩んできた未来への旅路は決して止まってはならない。私は決して諦めない」と述べ、「私への叱責、激励、そして応援のすべてを胸に刻み、最後の瞬間まで国家のために最善を尽くす」との立場を明らかにしました。
14日、尹錫悦大統領はこのような立場表明文を発表し、「これまでの努力が無駄になってしまうのではないかと思うと、胸が苦しい」と述べました。
政治界に対しては「今こそ、暴走と対立の政治から、熟議と配慮の政治へと転換できるよう、政治文化と制度を改善することに関心と努力を注いでほしい」と求めました。
さらに、「私は我々の国民の底力を信じています。私たち全員で、大韓民国の自由民主主義と繁栄のために力を合わせましょう」とし、立場表明文を締めくくりました。
同日、尹大統領の弾劾訴追案が国会で可決されました。
国会はこの日、本会議で「大統領 尹錫悦弾劾訴追案」を採決し、総投票数300票のうち、賛成204票、反対85票、棄権3票、無効8票で弾劾案を通過させました。
大統領の弾劾案が可決されるための要件は、国会在籍議員の過半数の発議と在籍議員の3分の2（300人中200人）以上の賛成が必要です。
これにより、尹大統領の職務は2022年5月10日の就任から約2年7カ月で停止されることとなり、韓国の憲政史上3度目の大統領弾劾審判が開かれることとなりました。
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