猛暑が長期化し、白菜の供給に支障が出ていることから「キムチ大乱」が起きています。
一部の飲食店では白菜価格の急騰を理由にこれまで当たり前だったキムチの提供を中止し、消費者の間では戸惑いの声が広がっています。
ある飲食店経営者はやむを得ずキムチを無制限で提供していたセルフバーを廃止し、希望するお客さんにのみ提供しています。
また、京畿道・高陽市(きょんぎど・こやんし)の韓国料理店のオーナーは「取引先から来月は注文通りに白菜を供給するのは難しいかもしれないと言われた。白菜の仕入れも厳しくなり、以前の値段でキムチを準備することができないため、欲しいというお客さんに限り、決まった量だけ提供することにした」と嘆きました。
韓国農水産食品流通公社の農産物流通情報(KAMIS)によると、今年10月第1週の白菜1玉の価格は8800ウォン(約970円)で、前年同期比27.6%上昇しています。
先月27日に記録した今年の最高値9,963ウォン(約1,065円)よりやや下がったものの、依然として高い水準です。
こうした状況が続く中、消費者の間では価格上昇の影響を受けにくいパッケージキムチを購入する動きも見られていますが、ネットショッピングモールではもちろん、テレビショッピング番組で用意された5,000セットのキムチが放送開始からわずか4分で売り切れるなど、普段では見られない事態が起きています。
このような「キムチ大乱」に対して流通業界の関係者は「キムチの主な材料である白菜の価格が安定しない限り、パッケージキムチの値上げも時間の問題だ」と指摘しています。
韓国お買い物・ビジネス代行サービスなら
Comentários