ソウル地下鉄1~8号線を運営するソウル交通公社の労働組合がストライキ計画を劇的に撤回しました。
これは、賃金引き上げと人員増員に関する主要な争点について労使双方が合意に至ったからです。
ソウル交通公社によれば、同日午前2時頃、ソウル交通公社の第1労組と公社側が最終的な賃金団体交渉に合意しました。
両側は前日の午後4時10分から交渉を何度も中断・再開しながら最終的な交渉を続け、第2労組は午後4時30分から、第3労組は午後5時からそれぞれ本交渉を進めていました。
交渉は何度も中断と再開を繰り返しながら難航したが、双方が一歩ずつ譲歩したことで打開策が見いだされました。
その結果、ソウル交通公社の第1・第3労組は予告されていた全面ストライキを撤回し、地下鉄は通常運行されることとなりました。
このようにストライキ直前の劇的な妥結が可能となったのは、労使双方が歩み寄ったからです。
賃金に関しては労組側が譲歩し、当初、第1労組は6.6%、第3労組は7.1%の賃上げを要求していましたが、公社の提示した2.5%の賃上げ案を受け入れました。
労組の関係者は「これまで政府の(賃上げ)ガイドラインを公社が守ったことはなかったが、今回は完全に2.5%の引き上げが約束された」とし、「(引き上げ率は)不十分だが受け入れることにした」と述べました。
また、労使双方は人員増員案でも合意に至りました。
第1労組はこれまで、2026年までに総定員の10%以上にあたる約2000人を削減するという構造調整計画の撤回と人員運営の正常化を要求してきたが、最終交渉で公社側は630人の人員増員を提案し、労組側がこれを受け入れました。
さらに、労組が強く反対していた2号線のワンマン運転制度の導入については公社側が譲歩しました。
最終交渉において、公社側は「労働者と利用者の安全を考慮して導入を中止する」と提案し、労組側はこの案を受け入れました。
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