アメリカのトランプ大統領が再選を果たしたことにより、韓国経済には多くの変化が予想されています。
最近、半導体などの好調を背景に輸出が5ヶ月連続で黒字を維持している中、トランプ大統領の当選により輸出に対する否定的な影響も懸念されています。
7日、韓国銀行経済統計局長は経常収支発表後のブリーフィングで、トランプ前大統領の当選に関する質問に対し、「トランプ当選者の関税や保護貿易などの公約を考慮すると、韓国の通商や輸出に対して否定的な要因が増す可能性がある」と診断しました。
局長は「業種や品目ごとに機会にも危機にもなり得るが、現在の分析では否定的な意見が優勢のようだ」と述べ、さらに「今月28日の修正経済見通し発表時にその点を反映させるつもりだ」と加えました。
韓国銀行が発表した国際収支の暫定統計によれば、韓国の経常収支は5ヶ月連続で黒字を維持しています。
9月の経常収支は111億2000万ドル(約1挑7千億円)の黒字を記録しました。 4月に外国人配当の増加などにより1年ぶりに赤字を出した後、5月に黒字に転換し、以降5ヶ月連続で好調を維持しています。
輸出は前年同月比9.9%増加しました。
昨年10月に1年2ヶ月ぶりに前年同期比で反転し、その後12ヶ月連続で増加を続けています。半導体や携帯電話、車両などの全般的な輸出好調に支えられた結果と分析されています。
品目別では半導体(36.7%)や情報通信機器(30.4%)、乗用車(6.4%)などが増加ししました。
輸入は4.9%増加しました。
韓国銀行経済統計局長はトランプ再選によるウォン・ドル為替レート上昇の影響について、「韓国の輸出競争力は価格競争力から品質競争力へと大きく転換しているため、為替が上昇しても輸出の増加に与える影響は大きくない」としつつ、「為替が大きく上昇すれば原油などの原材料の輸入額が増え、経常収支や貿易収支の黒字が減少する可能性はあるが、国際的な原油価格や国内の原油需要などによって影響を受けるため、為替上昇が直接的に経常収支に与える影響は限られている」と述べました。
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