尹錫悦(ユン・ソク二ョル)大統領の退陣を阻止するための愛国保守右派市民の集会は、時間の経過とともに危機に直面した自由民主主義と法治主義を立て直し、憲政秩序の崩壊という未曾有の事態を克服しようという大義名分へと変わりつつあります。
「大韓民国体制を守る」という新たなアジェンダが光化門広場の各所で見られました。
4日、主催側の推計で約300万人が集まった光化門広場一帯で行われた「大韓民国正す国民運動本部」の大規模集会では、「憲法守護」「STOP THE STEAL」「不正選挙OUT」「立法独裁反対」などの新しいスローガンが掲げられました。
直前の集会では「尹錫悦大統領弾劾反対」「内乱無効」「内乱罪主犯は民主党」など、与党と野党を狙ったスローガンが主流だったが、今回の集会からは大韓民国の「憲政秩序」に関連したスローガンが新たに登場しました。
尹大統領は昨年12月12日の国民向け談話文や、今年1月1日の官邸前での支持者への新年メッセージなどで、「反大韓民国勢力」「主権侵害勢力」といった表現を用い、自由民主主義と法治主義という憲政秩序に対抗する勢力を具体化しました。
彼は国民向け談話文で「我々の社会の至る所に拠点を築き、暗躍する従北主義者、反国家勢力を整理し、自由な大韓民国を未来の世代に引き継ぐため」と述べ、新年の挨拶では「国内外で主権侵害勢力と反国家勢力の暗躍により大韓民国が危機に瀕している」と述べました。
尹大統領は両文書で「最後まで戦う」という共通の結論を出しています。
親中・親北主義者による自由民主主義体制の転覆について、現大統領が直接言及したことで国家体制への危機感が現実のものとなったと評価されています。
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