11月11日は、男女がペペロやポッキーなどのお菓子を贈り合う「ペペロデー」として知られていますが、実は韓国の法定記念日「農業人の日」でもあります。
韓国政府は、1996年に農業が国民経済の基盤であることを広め、農業人の誇りと自負心を高めるため、法定記念日として「農業人の日」を制定しました。
また、この日は「カレトク(かたちが長い韓国の米餅)の日」としても知られています。2003年に韓国のIT企業であるアンラボ(旧アンチョルス研究所)が社内イベントとしてペペロの代わりにカレトクを分け合ったのが始まりです。
2006年からは農食品部が農業人の日を広め、米の消費を促進するため積極的にイベントを主催しています。
官公庁や学校、幼稚園だけでなく、民間企業でもカレトクを贈る習慣が広まりつつあります。
カレトクは韓国の伝統的な食べ物で、米粉を水で練って長く伸ばして作られます。
「カレ」は「長く広い」という意味で、白い餅は純潔と清らかさを象徴しています。この長い形が「1」の数字に似ていることから、11月11日に合わせて多様なカレトクのイベントが行われています。
カレトッのカロリーは100gあたり約200kcalで、炭水化物が多いですが、ゆっくり消化されるため満腹感が得られます。
また、含まれる食物繊維が消化を助け、排便を促進します。
カレトッは、チョチョン(韓国の水飴)やきな粉をまぶしておやつとして食べたり、辛いタレや野菜と炒めてトッポッキに使われたりもします。さらに、ソルラル(旧正月)の朝にはトック(餅スープ)に入れて食べたり、衣をつけて揚げることで香ばしいカレトッ串として楽しむこともできます。
食品医薬品安全処によれば、一般的包装されたカレトクの消費期限は3日程度で、それ以降は冷凍保存が推奨されています。
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